第4章 その3

魅音「おはよーレナ」
レナ「おはよう魅ぃちゃん、詩ぃちゃんも」
詩音「お姉を起こすのに苦労しましたよ・・・」
魅音「あ、あははは・・・おじさん、昨日の疲れがまだ残ってるんだよね。ごめんごめん」
レナ「お片付け、大変だったのかな?」
魅音「手伝ってくれた人もいるから、そんなには疲れてないよ」
レナ「詩ぃちゃんはどうして手伝わなかったのかな? かな?」
詩音「えっ? わ、私ですか?」
レナ「うん。どうしてかな? ・・・かな?」
詩音「私は・・・・」
魅音「詩音は面倒臭がりなんだよ。手伝えって言ったのに疲れるのは嫌です、お姉にお任せします。だってさー ほんと勝手なんだからさー」
詩音「わ、私はアウトローですからね」
レナ「ふーん」


魅音「おっはよー梨花ちゃん」
梨花「おはようなのです」
レナ「うふふ、皆お祭りのお話で盛り上がってるみたいだね」
梨花「まだお祭りの余韻が抜けていない人もいますですよ。にぱーっ」
詩音「昨日は盛大に盛り上がりましたからね。早く沙都子にこの話をしてあげたいですね。もちろん、学校が終わったら皆さん診療所に行きますよね?」
魅音「そりゃもちろん! くっくっくっ・・・・沙都子の妬んだ顔が思い浮かぶねぇ・・・・」
梨花「もちろん、ボクも行きますですよ」
詩音「レナさんはどうします?」
レナ「レナは・・・・・」
レナ「>>116


116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/03/09(日) 01:31:57.52 ID:PcTPMN3XO
安価にたよんなw

レナ「安価にたよんなw」
詩音「・・・は?」
レナ「安価にたよんなw」
魅音「れ、レナ・・・?」
レナ「あ、安価にたよんなw」
梨花「レナ? 頭でもうちましたですか?」
レナ「あ、あんかに・・・たよ・・・んな・・」
詩音「・・・重傷みたいですね」
梨花「みぃ、レナを撫で撫でしてあげますのです」
魅音「あ、あははは! こ、ここでボケるなんてお、おおおじさんも予想つかなかったわー!あ、あはははははははっ」
詩音「レナさん、ふざけないでください」
レナ「ご、ごめんなさい・・・」
梨花「なでなで、なのですよ」


智恵「皆さん、おはようございます。昨日はお祭りでした。疲れている人もいるかと思いますが、授業は真面目に受けましょうね」

「「はーーい」」

智恵「それと雑誌の記者の方やテレビ関係の方がお祭りについて何か聞いてくるかもしれません。あまり軽はずみな事は言わない様に、お願いします」
智恵「ではホームルームを始めます。委員長、号令」
魅音「きりーつ」


レナ「じゃじゃーん! 今日はオムライスなんだよー」
梨花「とっても美味しそうなのです」
魅音「ふっふっふ・・・・レナ、今日はおじさんだって負けてないんだよぉ? ふっふっふ」
レナ「あははっ、見せて見せてー」
魅音「じゃーん」
梨花「こちらも、負けず劣らず美味しそうなのです」
詩音「昨日お祭りの打ち上げが本家で開かれたんです」
魅音「その残り物を詰めてみたんだ。結構豪華でしょ?」
レナ「うんっ! とっても美味しそう・・・・」
梨花「おなかがぐーぐー、なのです」
詩音「じゃあ食べましょう。たくさんありますから、遠慮無くつつちゃってください」
魅音「いっただきまーっす」

智恵「園崎詩音さーん、お客様がみえてますよ」
詩音「私、ですか?」
智恵「はい。昇降口でお待ちになられてますよ」
魅音「詩音にお客さんなんて珍しいね。葛西さんかな?」
詩音「・・・・さあ?」
梨花「早く帰って来ないと詩ぃのお弁当がなくなってしまうのですよ」
詩音「梨花ちゃまー、それは許しませんよー」
梨花「みぃー♪」
魅音「早く行っといでよ。ほんとに全部食べちゃうかもよぉ?」
詩音「あら、お姉にそんな度胸があるとは思えませんけど」
梨花「魅ぃは詩ぃに頭が上がらないのです。にぱーっ」
魅音「り、梨花ちゃーん・・・」
レナ「待たせてるんだよね? 早く行った方がいいと思うな」
詩音「はーい、お姉? 私を出し抜こうなんて考えないでくださいねー」


大石「どぉもぉ、ご無沙汰しております」
詩音「わざわざ学校までご苦労様ですね」
大石「なっはっはっは、今日はちょっと違うお話をと思いましてねぇ」
詩音「早く終わらせてくださいね。私お腹が減ってるんで」
大石「えぇ、直ぐに終わりますよぉ。では、車でお話しましょうか。んっふっふっふ」
詩音「で、話ってなんです? もしかして、」
大石「残念ですがそちらの話ではありません。まあ関係した話にはなるんですが」
詩音「では何です?」
大石「・・・実はね、昨日のお祭りの夜・・・・富竹さんと鷹野さんがお亡くなりになりました」
詩音「・・・えっ・・・・?」


魅音「詩音ー、遅かったね」
詩音「えぇ、ちょっと長引いてしまいましたね」
梨花「ちゃんと詩ぃの分は残してありますですよ?魅ぃを撫で撫でしてあげてほしいのです」
魅音「い、いいよそんなの」
詩音「・・・・お姉」
魅音「ん? なにー?」
詩音「・・・・やっぱりいいです」
魅音「変なの・・・じゃあ私が質問ね」
詩音「・・・はい」
魅音「お客さんって、だれ?」
詩音「・・・・・・・・」
梨花「詩ぃ?」
詩音「・・・・・大石さんですよ」
魅音「大石さん? どうして大石さんが詩音に・・・」
梨花「・・・・・・・・」

詩音「・・・お姉は知らないんですか?」
魅音「へっ? 知らないって・・何を?」
詩音「富竹さんと鷹野さん、昨日のお祭りの   夜に亡くなったそうです・・・・」
魅音「と、富竹さんと鷹野さんがし、むぐっ」
詩音(お姉のおバカ! 声が大き過ぎます!!)
魅音「ご、ごめん。でもどうしてあの二人が・・・」
詩音「・・・・本当にお姉は知らないんですね?」
魅音「ど、どうして私が知らきゃいけないの?!」
詩音「・・・・・オヤシロの祟り、違いますか?」
魅音「し、詩音・・・!」
詩音「きっと富竹さんと鷹野さんはオヤシロの祟りにあったんです。お姉なら・・・わかるんじゃないですか?」
魅音「だから! どうして私が、」
詩音「本当に知らないんですね?」
魅音「・・・・どうしちゃったのよ・・詩音・・・?」
梨花「詩ぃ、魅ぃは知らないと言っていますです」
詩音「・・・・・・・・」
梨花「詩ぃは魅ぃを信じるのではないのですか?」
詩音「・・・そうでしたね」
魅音「ねぇ詩音、私は何も知らないよ? 私は・・・」
詩音「・・・・すみません、お姉。私が悪かったです」
魅音「詩音・・・!」
梨花「詩ぃ、どうして魅ぃに・・・・」
詩音「すみません・・・気の迷いみたいなものです。気にしないでください・・・・」
魅音「詩音、ありがとう・・・・」
レナ「・・・? どうかしたのかな・・?」
詩音「・・・・・・・・」
魅音「・・・・なんでもないよ」
レナ「・・・ふーん」
梨花「レナには関係の無い話なのです。あまり気にしないでほしいのですよ。にぱーっ」
レナ「・・・うん」
詩音「ごめんなさい、レナさん」
レナ「いいよ、レナには関係の無い話なんだよね?」
魅音「・・・・ごめん」
レナ「あははっ、気にしないで。別にレナは気にしてないから大丈夫だよ。だよ」
詩音「・・・・・・・・」
魅音「・・・・・・・・」
梨花「・・・・・・・・」
レナ「・・・・・・・・」

PREV HOME NEXT