第1章 その4

梨花「・・・どこにも見当たらないのです」
詩音「そんな筈はない・・・!だって・・・!!」
梨花「詩ぃ、一度ボクの家に戻りましょう」
詩音「も、戻ってる間に誰かに見つけられたらどうするのよ?!?!」
梨花「それなないのです。これだけ探してもボク達に見つけられなかったのですから」
詩音「・・・なんでないのよ・・!なんで・・どうして!?」


沙都子「いやあああああああああ!!!!!!」
レナ「沙都子ちゃん?!」
沙都子「いやぁ・・たすけて・・・たすけて・・・!!」
魅音「うわわっ! れ、レナぁ! 危ないよ!」
レナ「はぅ!ご、ごめんね魅ぃちゃん!」
魅音「それより、早く沙都子を追うよ!」
レナ「うん!」
沙都子「・・・こないで・・こないで・・・!!」
魅音「ああんもう!あの子足早過ぎるよ」
レナ「・・・どうして沙都子ちゃんは私達から逃げるんだろ?だろ?」
魅音「さぁね。でも、何か知ってる事は間違いなさそうだけど」
魅音「待ってよ沙都子!」
レナ「沙都子ちゃん、落ち着いて!」
沙都子「いやぁ!!いやぁ!!!!」
魅音「止まれって言ってんの!」
レナ「魅ぃちゃん!沙都子ちゃん、余計怖がっちゃう!」
魅音「あっ・・ごめん」
レナ「沙都子ちゃーん!私達は沙都子に何もしないよー?話を聞きたいだけなのー!沙都子ちゃーん!」
沙都子「こないでぇ!こないでこないでこないで!!!!」
魅音「隠れんぼの次は鬼ごっこ、か・・・はぁ」
沙都子「ついて・・・こないで・・・・!!」
魅音「待ってよ」
沙都子「いやぁ・・・!」
魅音「待ってよ」
沙都子「こないで・・・こないでくださいまし・・」
魅音「待ってよ」
沙都子「いや・・・いやぁ・・・・」
魅音「止まれって言ってんだろ!?!?」
沙都子「・・・いやあああああああああ!!!!!」
レナ「沙都子ちゃん、レナ達は何もしないよ?ねっ?だから止まって。ねぇ、止まって」
沙都子「こないで・・・!!」
レナ「あはははははははははっ!!!!待ってよー」
魅音「隠れんぼの次は鬼ごっこ?・・・くくっ」
沙都子「こないで・・・!! こないで・・・!!」


詩音「・・・?」
梨花「詩ぃ?」
詩音「・・・何か聞こえませんか?」
梨花「・・・・・」
詩音「なにか悲鳴の様な・・・」
梨花「・・これは」

沙都子「いやああああああああああああ!!!!!!」

梨花「沙都子!?」
詩音「ど、どうして沙都子が?!」
梨花「ッッ!沙都子・・・待ってて・・!」
詩音「な、何がどうなって・・・」

梨花「沙都子!!」
沙都子「りかぁ・・りかぁ・・・!!」
梨花「沙都子・・・一人にしてごめんなさい・・」
沙都子「・・・りかぁ・・うわぁああぁぁん・・!!」
詩音「さ、沙都子?!梨花ちゃま、これは一体・・・」
梨花「・・・・・・・・」

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