3章 その1

魅音「し、詩音!!」
梨花「詩ぃ、沙都子の具合はどうしでしたか?」
詩音「・・・・ふんっ」
レナ「詩ぃちゃん・・・・」
魅音「詩音、あのね・・・私は、」
詩音「今更なんですか? 私、お姉と話す気はありませんから」
レナ「詩ぃちゃん! 魅ぃちゃんは、」
詩音「レナさんもですよ。お姉とグルなんでしょう?」
梨花「詩ぃ、話を聞いてほしいのです」
詩音「・・・梨花ちゃまもです。私を騙そうったって、」
魅音「いい加減にしなっ!!!!」
詩音「な、なんですか? いきなり大声を出して・・・」
魅音「あんただって、本当はわかってるんじゃない?」
詩音「・・・何をですか」
魅音「園崎は関係ない、もちろん私だって関係ない」
詩音「関係ないわけない!! じゃあ誰が! 誰が圭ちゃんを隠したんですか?!」
魅音「詩音! 誰も隠してなんか・・・・」
詩音「いいやしてます! 園崎が!! 園崎魅音が!!!!あんたが圭ちゃんを鬼隠し したんだ!!!!!」
魅音「ばかっ! なんでそんなに強情なのよ!!」
梨花「詩ぃも魅ぃも、落ち着くのですよ!」
詩音「うるさいっ! うるさいうるさい!!」
レナ「詩ぃちゃん! いい加減にして!!」
詩音「私に説教でもするつもりですか? 残念でしたぁ!あんた達にそんな資格あるなんて思わないでください!!」
梨花「詩ぃ、何をそんなに怒っているのですか?」
詩音「・・・・・・・・」
レナ「沙都子ちゃん、具合はどうだったのかな?」
詩音「良いわけないでしょう・・?そんな事わかってるくせに・・・!!」
魅音「・・・・・そっか」
詩音「それだけですか? 沙都子をあんな目に合わせておいて・・・たったそれだけなんですか?!」
魅音「ご、ごめん・・・そんなつもりじゃ・・・ないよ・・」
レナ「学校終わったらね、沙都子ちゃんのお見舞いに行こうって話になってるの。詩ぃちゃんも行くよね?」
詩音「・・・・わかりました」
魅音「詩音・・・!」
詩音「勘違いしないでくださいね。私はあなた達が沙都子に危害を加えないように見張るだけですから」
魅音「そ、そんな事は!」
レナ「魅ぃちゃん、今の詩ぃちゃんに何を言っても無駄だよ。今の詩ぃちゃんは我が儘を言って騒ぎ回ってる子供と一緒」
詩音「はぁ? どうして私が、」
レナ「自分の主張ばっかり! こっちの話も聞かずに一人で考えて!! 一人で騒ぎ立てて!!」
詩音「・・・・・・・」
レナ「ねっ? 子供でしょ?」
詩音「・・・つまんないです。その程度の挑発に、私が乗ると思いましたぁ? ふふっ、おバカですねぇ」
レナ「あははっ! 詩ぃちゃんだっておバカさんだよーねぇ、回りを見て? みーんな怖がってる!」
詩音「あらぁ、本当ですね! 私ったらやっちゃいました?」
レナ「うんっ! みーんな引いてるよ?詩ぃちゃんやり過ぎー」
詩音「ごめんなさーい、私は加減を知らないんですよねぇ」
レナ「あははははははははははっ!!!!!」
レナ「それはレナも一緒だよ〜」
詩音「うふふ、私達って似てますね」
レナ「はぅ〜似てるかな? かな?」
詩音「はい! 似てますよ! そっくりで、」
レナ「あははっ!! やだよー汚いから」
詩音「・・・・・・・・」
レナ「嫌だ嫌だ! 嫌だよー詩ぃちゃんと一緒なんてぇ」
レナ「汚い・・・不潔・・・!!」
詩音「・・・・くくっ」
レナ・詩音「あはははははははははっ!!!!!!!」
詩音「やっぱり似てますよぉ! 私だって、レナさんと一緒は嫌ですから!」
レナ「奇遇だね! だね!」
レナ・詩音「「あはははははははははっ!!!!!!!」」
魅音「えっ? えっ・・・ふ、二人共どう・・しちゃったの・・・」
梨花「・・・・・・・・」

知恵「なんの騒ぎですか!?」
魅音「せ、先生!」
詩音「はろろーん、知恵先生」
知恵「詩音さん、一体なんの騒ぎですか?職員室まで聞こえてきましたよ?」
レナ「あははっ、ごめんなさい先生。お喋りしてたら盛り上がっちゃって・・・・はぅ〜」
詩音「あははっ、レナさんったら面白いんですよ・・・くくっ」
レナ「レナは詩ぃちゃんの方が面白いと思うかなっ!」
詩音「えーっ、レナさん遠慮し過ぎですよー」
知恵「・・・・委員長、これは・・?」
魅音「え、えっと、」
レナ「お喋りしてただけだよね、魅ぃちゃん」
魅音「れ、レナ・・・・」
詩音「お姉、どうしちゃったんですか?」
魅音「えっ? だ、だって!」
レナ「じゃあ皆にも聞いてみようよ」
詩音「あっ、それいいですね!」
レナ「ねぇみんなー、レナ達はお喋りしてただけだよねー?」
レナ「・・・・だよねー?」
梨花「・・・・終わりね、この世界も」
富田・岡村「「はいいぃぃぃ!!」」
レナ「ほらっ、ね? 」
知恵「・・・わかりました。ですがもう少し静かにしてくださいね。驚いてしまった生徒もいますから」
詩音「ありゃ? やり過ぎちゃいました?」
レナ「あ、あははっ・・・みんなー、ごめんね」
知恵「委員長、職員室に」
魅音「は、はい・・・・」
レナ「先生どうしちゃったのかな? レナ達はお喋りしてただけなのに・・・・」
詩音「・・・少しはしゃぎ過ぎたみたいですね」
梨花「二人共、ちゃんと反省しないとダメなのですよ」
レナ「はーい」


知恵「ではみなさん、暗くならない内に帰りましょう」

「「「はーーい」」」

知恵「委員長、号令」
魅音「きりーーつ、気をつけ、礼!」


大石「んっふっふっふ〜 ちょっと離れますよぉ」

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