5章 その1

熊谷「お、大石さん!」
大石「なんですか熊ちゃん。そんなに慌てちゃって」
熊谷「園崎家の隠蔽死体らしきものが見つかったそうっす!!」
大石「んっふっふっ〜これはこれは。天下の園崎家もこれでチェックメイトってわけですねぇ」
熊谷「・・・これを見てください」
大石「んふっふっふ、どれどれ」
大石「・・・・・・・・」
大石「・・・・・これ、本当なんですか?」
熊谷「はい。書いてある通り、身元確認も取れてます」
大石「あちゃあ・・・・・」
大石「これは・・・・・竜宮さんに大変な事をしてしまったみたいですねぇ」
熊谷「どうします? いくら捜査と言い張っても大石さんの行動を知れば上は納得しないっすよ・・・」
大石「退職金が全て飛んでしまうやもしれません・・・・なっはっはっはっは・・・・・」
熊谷「笑い事じゃ済まないかもしれませんね・・・・・」
大石「さぁて・・・どうしますやら・・・・・」
熊谷「竜宮礼奈に事実を知らせますか?」
大石「彼女には大変悪い事をしてしまいました・・・・許してくれ筈がありませんねぇ。んっふっふっふ」
熊谷「どうします?」
大石「車を回してください。まずは園崎詩音さんに接触しましょう。彼女が一番の協力者でしたから」
熊谷「はいっす!!」
大石「はぁ・・・・これは大変な事になってしまうやもしれませんねぇ・・・・・・」

熊谷「大石さん駄目っす。園崎詩音の足取りが取れないみたいっすよ・・・」
大石「ありゃりゃ。心当たりは・・・・ありませんよねぇ」
熊谷「同じく竜宮礼奈め足取りが掴めません。どうやら二人共夕べは自宅に帰ってないみたいっす」
大石「予感、だけで済めばいいんですが・・・・」
熊谷「こうなると、もうお手上げっすね」
大石「地道に情報収集といきましょうかねぇ」
熊谷「学校にも登校していないようですし・・・・どうします?」
大石「ならば彼女達の共通の友人を訪ねればいいんですよぅ。んっふっふっふ」
熊谷「園崎魅音に古手梨花ですね」


梨花「・・・・・みぃ・・・・」
智恵「今日はお休みが多いようですね皆さんも体調管理には気をつけてくださいね。委員長は・・・・今日の日直さん、号令をお願いします」
「きりーつ、気をつけ、礼」
梨花「・・・・みんなは・・・どこにいってしまったのですか・・・・」

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