8章 その4

レナパパ「じゃあ行ってくるよ」
レナ「行ってらっしゃーい」
沙都子「おじ様、行ってらっしゃいませ」
レナパパ「行って来ます」

レナ「ふぅ・・・・見送りも終わったし、学校に行く準備をしないとね」
沙都子「レナさんのお父様は朝が早いんですのね」
レナ「うん・・・・新しい職場に早く慣れたいんだってさ」
沙都子「そうなんですの」
レナ「沙都子ちゃんは一度家に帰って制服に着替えないとね」
沙都子「・・・・あのっ・・・私は・・・・・」
レナ「どうしたの?」
沙都子「学校には・・・・まだ行きたくありませんの」
レナ「えっ? ど、どうして?」
沙都子「私は・・・・圭一さんを捜しに行きますわ」
レナ「沙都子ちゃん・・・・」
沙都子「学校に行っている場合ではございませんの・・・!私は早く圭一さんを見つけないと・・・・!!」
レナ「・・・・・・・・・・」
沙都子「レナさんには感謝していますわ。きっとあのまま圭一さんを捜し回っていたら、私は途中で倒れてしまったかもしれんもの。あの時は必死でしたから自分ではよくわかりませんでしたが・・・・」
レナ「うん・・・・フラフラだったもんね・・・」
沙都子「ありがとうございますわ。きっとこの御恩は、いつか返させて頂きますわ。ではレナさん、私はこれで」
レナ「さ、沙都子ちゃん!!」
沙都子「・・・? なんですの?」
レナ「えっと・・・・れ、レナは・・・・」

1.レナ「圭一くんが早く見つかるといいね」
2.レナ「ダメだよ! 学校にはちゃんと行かないと!!」

梨花「あなたに全てを託すわね。>>195

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/03/14(金) 13:56:08.19 ID:5bcvuHZz0
ksk 安価なら↓

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/03/14(金) 13:56:11.24 ID:I/VlrWsu0
今北
ちょwここで安価かよww

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/03/14(金) 13:56:25.90 ID:ilOpn/af0
これは予想外


195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/03/14(金) 13:56:37.10 ID:8LvhjcVj0



レナ「ダメだよ! 学校にはちゃんと行かないと!!」
沙都子「れ、レナさん・・・でも私は・・・・・」
レナ「圭一くんがそれを望んでいると思うの?」
沙都子「・・・・・・・・・」
レナ「あんにボロボロな姿になってまで・・・!圭一くんはそんなの望んでなんかいないと思う!!」
沙都子「で、でもっ! でもでも・・・・」
レナ「ダメだよ沙都子ちゃん。本当に圭一くんの事を考えるなら、学校には行かないと」
沙都子「・・・・私は・・・・」
レナ「学校が終わったら、レナも一緒に手伝うよ。だから・・・・ねっ? 学校に行こっ?」
沙都子「・・・・・・・・・」
レナ「沙都子ちゃん・・・・」
沙都子「・・・・わかりましたわ」
レナ「うんっ! それでいいと思うな。思うな」
沙都子「では私は、一度家に戻りますわ」
レナ「レナも一緒に行こうか?」
沙都子「いいですわ。そこまで気を使っていただかなくとも・・・・」
レナ「そっか。お弁当は沙都子ちゃんの分もレナが作ってくるからね。ちゃんと来るんだよ〜?」
沙都子「何から何までありがとうございますわ」
レナ「あはははっ、いいよ気にしなくても」
沙都子「では、学校でお会い致しましょう」
レナ「うん、待ってるからね」


「おはようございまーす」
レナ「皆おっはよー」
富田「あれ? 竜宮さん、なんだか今日はご機嫌ですね」
レナ「えへへ、そうかな? レナいつもと変わらないよ〜」
岡村「何か良い事でもあったんすか?」
レナ「秘密だよ〜きっと皆も喜ぶと思うな。思うな」
富田「気になりますね・・・・」
レナ「うふふっ」
沙都子「おはようございますわぁーっ!」
レナ「ああっ! やっと来たぁ!」
岡村「北条?! お前大丈夫なのかよー?」
沙都子「えぇ、皆さんには御心配をお掛けしまいましたわね」
レナ「沙都子ちゃんはもう元気になったんだよ。ねーっ?」
沙都子「おーっほっほっほ! 当然ですわぁ!」
レナ「それにしても、来るのが遅かったね」
沙都子「梨花を・・・・捜していましたの」
レナ「・・・あっ・・・・!!」
沙都子「梨花は・・・・まだ来ていませんのね・・・何処で油をうっているのやら・・・・まったく」
レナ「・・・・・ぁぁ・・・」
沙都子「レナさん? どうなさいましたの?」
レナ「・・・・・あ・・・あの・・」
沙都子「そういえば、魅音さんに詩音さんもまだ来てませんわね。もうすぐ先生が来てしまいますわ。二人揃って遅刻なんて、いくら憎まれ口を聞き合う仲でも、やっぱり双子なんですわね。仲がよろしい事この上ありませんわぁ」
レナ「・・・・さ、沙都子ちゃん・・・・」
沙都子「レナさん? お体の調子でも悪いんですの?」
レナ「あ、あのね! 梨花ちゃんは、」
知恵「おはようございまーす。皆さん、席について下さーい」
沙都子「あらあら、先生が来てしまいましたわね。これで梨花も魅音さんも詩音さんも、遅刻確定ですわぁ!おーっほっほっほ!」
レナ「・・・・ぅ・・・」
知恵「ほ、北条さん?! お体は大丈夫なんですか?!」
沙都子「えぇ、すっかり良くなりましてよ。知恵先生にも大変御迷惑を掛けてしまい、申し訳ありませんでしたわ」
知恵「そうですか・・・・学校に来てくれて、先生は嬉しいです」
レナ「・・・・・・・・・・」
知恵「今日も・・・・園崎さんと古手さんはお休みですか・・・」
沙都子「・・・・今日・・・も・・?」
知恵「北条さんは三人について何か聞いていませんか?」
沙都子「・・・えっ・・・えっ・・・??」
知恵「何も知らない様ですね・・・・では朝のホームルームを始めます」
沙都子「・・・・な、何が・・・どうなってますの・・・・?」
レナ「・・・・・・・・・・」

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